人ははぜ『幸福』ではなく、『不幸』を引き寄せてしまうのか
人ははぜ『幸福』ではなく、『不幸』を引き寄せてしまうのであろうか。
『引き寄せの法則』という言葉は今では、当たり前のように聞く言葉になっている。
しかしながら、私が知る限り、いわゆる『成功者』と言われる人たちが後付けで言っていることがほとんどで、
実際に幸福を引き寄せることに成功したという声を聞くことは意外な程少ない。
それは、人は『表層意識』と『潜在意識』で考えていることが違うからだ。
いくら表層意識で『幸福』となること、『ポジティブ』なことだけをイメージし、
言葉としても発するように心掛けたとしても、潜在意識が、『不幸』となること、
『ネガティブ』なことをイメージしていたら、その意識を引き寄せてしまう。
そして、それらは潜在意識の奥底に潜む『恐れ』からきている。
なぜ、人は恐れていること、起きてほしくなくことを引き寄せてしまうのだろうか。
ほとんどの人間は、恐れの正体を見たくない。
恐れと正面から向き合うことを避ける。
しかしながら、恐れの正体を見ないことで、逆に恐れに強い執着が生まれる。
まだ実態を現していない恐れは、得たいが知れなく、とても嫌なものに感じる。
そして、その「とても嫌だ」という強い気持ちが、
恐れていること、起きてほしくないことを引き寄せてしまう。
しかしながら、恐れと向き合い、その本性を深く洞察することで、
恐れの背景にあるものが見え、結果として解決策が見えてくる。
恐れの浄化が起きるのだ。
恐れの浄化は、安定した心の土壌をつくる。
『恐れ』と向き合うことは、人間としての大いなる挑戦の機会であり、
魂のアセンションつながる重要な舞台なのだ。